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第44回:「お花見情報」
皆さん、こんにちは。「しぶさん」こと、渋谷和久@国土交通省です。新しい年度になりました。今日は、いつもと違って、やわらかいお話、気象台が行っている桜の開花、満開の観測についてご紹介しましょう。

4月1日は、新しい社会人を迎える日。今年はいい天気のうえ、桜があちこちで咲き始めていて、新年度スタートにふさわしい感じでしたね。私も、九州地方整備局に入省したフレッシュな1年生に対して、訓示などをしました。その日の夜、友人たちと一緒に、福岡市内の天神中央公園でお花見をしました。ちょっと肌寒く、桜も5分咲といったところでしたが・・・

 この時期、テレビの天気予報で、「桜前線」や「開花予想」などの情報が必ず流れます。一種の風物詩ですね。サクラは、気象庁の用語で、堅いですが、「生物季節(phenology)観測」の対象になっているのです。

 気象庁では、全国の気象台で統一した基準によって、ウメ・サクラの開花した日、カエデ・イチョウが紅(黄)葉した日などの観測を行っています。これを「植物季節観測」といいます。植物季節観測は、観察する対象の木(これを「標本木」といいます。)を定めて実施しています。

福岡管区気象台では、今年、3月24日に福岡のサクラ開花を観測しています。気象台の敷地内にあるソメイヨシノが標本木となっており、気象台職員が確認をして、5〜6輪以上の花が開いた状態になると「開花宣言」を出します。3月24日の開花は、平年(3月26日)より2日早く、昨年(3月21日)より3日遅かったそうです。
http://www.fukuoka-jma.go.jp/fukuoka/gyomu/sakura2008.html

 ちなみに、満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった日です。福岡では、4月2日に満開を観測しました。平年(4月3日)より1日早く、昨年(3月31日)より2日遅い満開です。今週末はお花見の見頃ですね。
http://www.fukuoka-jma.go.jp/fukuoka/gyomu/sakura20080402.html

 全国の情報は→ http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura2008_mankai.html

 植物だけではなく、「動物季節観測」というのもあります。ウグイス・アブラゼミの鳴き声を初めて聞いた日、ツバメ・ホタルを初めて見た日などです。福岡管区気象台では、今年、ウグイスの初鳴を2月21日に観測しています。平年より11日早いそうです。

生物季節観測は、すべての気象台で実施する「規定種目」と、各気象台が選択して観測する「選択種目」に大別されます。規定種目としては日本全国に広く分布している生物を選び、季節の進行の地域比較などに利用されます。一方、選択種目は全国的には分布していないけど、その地方の季節の進行を知るのに適している生物や、その地域の気候や産業との関係が密接で、地域の方々の関心が深い生物が選ばれています。

植物季節観測の規定種目は、ツバキ、ウメ、タンポポ、ソメイヨシノ、アジサイ、イチョウ等12種類。福岡管区気象台では、これに加え、選択種目としてスイセンの開花を観測しています。動物季節観測の規定種目は、ヒバリ、ウグイス、モンシロチョウ、ツバメ等11種類です。
http://www.fukuoka-jma.go.jp/fukuoka/kansoku/seibutu_kansoku_jokyo.html

 かつて選択種目となっていた、シマヘビ、アオダイショウなどが、各地で観測種目からはずされてしまいました。各地で都市化が進み、こうした生物の観測が難しくなってきたためだと説明されています。福岡管区気象台でも、昨年はヒバリの初鳴、トノサマガエルの初見が、「欠測」となっています。いったん廃止された観測種目でも、自然や緑が増えて、今後また観測しやすくなれば、復活する可能性もあります。そうなってほしいですね。

このような、気象庁の「生物季節観測」、世界の気象機関でも珍しい観測法ということだそうです。もともとは農業との関係で始まったようですが、現在でも、観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど、総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられます。そしてなにより、新聞やテレビなどによる風物詩、身近な気象情報のひとつとして利用されています。こうした情報を通じて、気象についての関心を持っていただくといいですね。

それではまた来週。

********
渋谷和久(国土交通省九州地方整備局総務部長)
内閣府防災担当企画官、国土交通省都市計画課室長を経て、平成18年7月より現職。
関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員。日本自然災害学会、地域安全学会、災害情報学会会員。日本災害復興学会理事、NPO法人「都市災害に備える技術者の会」企画委員、「東京いのちのポータルサイト」理事、「京都災害ボランティア・ネット」理事。
単身赴任2年目で、平日は福岡のおいしい魚と焼酎を堪能し、休日はエアロビクスで汗を流す。
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