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第40回:「防災文化」
皆さん、こんにちは。「しぶさん」こと、渋谷和久@国土交通省です。

先日、「ぼうさい甲子園」について書いた際に、「水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊」の活動に触れました。それを読まれた「隊員」の中学1年生から、メールを頂戴しました。うれしかったので、その一部をご紹介します。

「これからも、佐波川がずっときれいであるように、もしも災害の時にみんなで助け合えるように、がんばります。そういえば、県知事さんにあったときに、防災文化という言葉がでました。これからも、佐波川で楽しく遊びながら、たのしいぼうさいします。」

「楽しい防災します」って、ステキな表現ですね。実は彼女の言っていることは、政府でも議論されてきたことなのです。内閣府が平成16年にまとめた、「民間と市場の力を活かした防災戦略の基本的提言」に次のような一節があります。
http://www.bousai.go.jp/MinkanToShijyou/index.html

「防災対策が重苦しいイメージにならないよう、できることなら楽しく発展につながる
方向に関連づけたい。日頃からストレスなく安全の問題を考えることができれば、人々の工夫やコミュニケーションが促進されるだろう。」

 私たち1人ひとりの力は小さくても、仲間と力を合わせて地域を守ることはできます。また、1人ひとりの行動をほんの少し変えることで、社会の流れを大きく変えることもできます。病気になってしまった後、適切な治療を施すことも必要ですが、日頃の努力の積み重ねで、病気にならない体を作ることがもっと大切ですよね。私たちの地域や社会を災害に強いものへ変えていこうとするこうした意志が共有されていることが「防災文化」とよべるのではないでしょうか。

そうした考え方を進めて、政府の基本方針が作られました。平成18年4月、「災害被害を軽減する国民運動の推進に関する基本方針」が中央防災会議で決定されています。
http://www.bousai.go.jp/km/shk/index.html

「自然災害からの安全・安心を得るためには、行政による公助はもとより、個々人の自覚に根ざした自助、身近な地域コミュニティ等による共助が必要であり、社会のさまざまな主体が連携して減災のために行動することが必要である」との認識のもと、「この動きが社会全体に広がっていき、個人や家庭、地域、企業、団体等が日常的に減災のための行動と投資を息長く行う国民運動を展開することにより、災害の被害を軽減し、一人でも多くの人を救うことにつなげていかなければならない。」として、それを推進する様々な取組を促していこう、という内容になっています。

基本方針の中に、「中高生が地域の防災活動の担い手となる例も見られることから、それらの事例を周知し、このような取組を促進する。」との記述もあります。アカザ隊の皆さん、あなたがたのような活動のことですよ。頑張ってください!

ところで、東京渋谷では、先週2日から今度の週末9日まで、地域住民や企業、自治体の協力による「だいじょうぶ」キャンペーン〜こわくないまち、つくろう〜が開催されています。
http://mainichi.jp/sp/daijoubu/news/20080306ddm010100174000c.html
「安心、安全」の街づくりの輪を渋谷から全国に広げようと、子どもから大人まで楽しく、防災や防犯を学べるさまざまなイベントが開催されています。

 私は行けませんでしたが、2日、3日と、私のNPO仲間が防災のブースを設けたそうです。そこで、「クイズ」を出したところ、全問正解者は1割以下という結果だったそうです。「え〜っ?」という感じですね。どんなクイズだったかというと・・・

(第1問)お母さんが、晩ご飯の準備をしています。震度7!大きな地震だ!さあ、お母さんがしなくてはいけないことはどっち?
1 火を消す  2 自分の体を守る

(第2問)14年前に、阪神・淡路で大きな地震があったのを知っていますか?そのとき、こわれた建物にはさまって、動けなくなっていた人を、たくさん助けたのはどっち?
1 警察・消防・自衛隊   2 となり近所のおじさん、おばさん

(第3問)大地震がきたときのために、用意しておかなければいけないことはたくさんあります。命を守るために大切なのはどっち?
1 家を強くして、家具が倒れないようにすること  
2 3日分の水と食べ物を用意すること

この日記をずっと読んでいただいている方にはとても簡単な問題だと思いますが、すべての問に対して、正解がほとんどなかったというのは、ややショックですね。正解は、7日お昼12時35分頃からのStyle FM の番組「安全安心スタイル」で。
http://www.768.jp/

災害とどう向き合うか、という基本の考え方がこのクイズに凝縮されています。こうした考え方が、多くの人に共有されるようになることが「防災文化」なのでしょう。まだまだ、私たちの努力が必要だな、と思いました。

それではまた来週。

********
渋谷和久(国土交通省九州地方整備局総務部長)
内閣府防災担当企画官、国土交通省都市計画課室長を経て、平成18年7月より現職。
関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員。日本自然災害学会、地域安全学会、災害情報学会会員。日本災害復興学会理事、NPO法人「都市災害に備える技術者の会」企画委員、「東京いのちのポータルサイト」理事、「京都災害ボランティア・ネット」理事。
単身赴任2年目で、平日は福岡のおいしい魚と焼酎を堪能し、休日はエアロビクスで汗を流す。
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