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第35回:「ぼうさい甲子園」
 皆さん、こんにちは。「しぶさん」こと、渋谷和久@国土交通省です。

 3月になると春の選抜高校野球が始まります。今から楽しみですね。ところで、1月にも「甲子園」があります。ご存知ですか?毎日新聞社、兵庫県などが主催する「ぼうさい甲子園」です。
http://www.mainichi.co.jp/kouken/bousai/

 防災教育・活動の普及を目指す「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)、4年前に始まりました。第1回は私も審査員をさせていただきました。「甲子園」といっても、高校に限らず、小学校から一般まで幅広く募集し、今年度は国内外から計123校・団体の応募があったそうです。

昨年は能登半島地震(3月)や新潟県中越沖地震(7月)などが相次ぎ、被災地の学校や防災教育・活動に取り組む学校の子ども、学生が交流する活動が多かったとのこと。大きな災害を実際に経験することは確率としては決して高くありませんが、被災地と交流することで、双方が防災・減災を学び、助け合う心を身につけることができます。

今回「はばタン賞」を受賞した新潟県長岡市立山古志小・中学校の取組をご紹介しましょう。同校は、他の災害を経験した学校との交流を通じ、ふるさとの大切さを確認し、復興のあり方を考えています。福岡県西方沖地震で全島避難した玄界島に位置する福岡市立玄界中と玄界小を、昨年10月に訪れ、復興への努力などを話し合ったそうです。「地域に明るさを取り戻すために、まずは小中学生が日常を楽しむのが大事だと感じた」という中学生の感想に、なるほど、と思います。

また、東海地震が心配されている静岡市立城内中とはビデオレターを交わしたとのこと。城内中生徒の「地震への備えは何が大事ですか」との質問に、「近所同士の付き合いをしっかりしてください」と答えたのは、さすが。山古志では、地震前からのつながりが生き、地震の際、食べ物を近所で分け合ったなどの思い出があるそうです。

小学校から一般までの全部門通じた「グランプリ」に輝いたのは、福島県立双葉高校。同校にある「家庭クラブ」では、地域のお年寄りと交流し、災害時の支援と介護用品の開発に取り組んでいます。今年度は、寝たきりのお年寄りの体を少ない力で動かすことで床ずれ予防に役立つ「ゆりかごベルト」を開発したとのこと。詳しくは下記で。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080114k0000m040051000c.html

 小学校の部の大賞は、山口県防府市の「水の自遊人しんすいせんたいアカザ隊」。アカザ隊は、防府市立華城小学校の子供たちが総合学習の時間を使って防災について学び、それを地元のコミュニティーFM(http://www.fm-wassyoi.jp/)で発表したのを機に、「もっと勉強して防災の達人になりたい」と、校区をこえて集まり、結成されました。子供たち自らが川の水質調査、ダム湖のクリーンウォーク、水防工法セミナーなど積極的な取り組みをこれまで行ってきています。現在4歳〜中1が防災や自然について学んでおり、成果はホームページのほか、2カ月に1回程度、ラジオでも発表しているそうです。

 ホームページをのぞいてみると、最新の「アカザ通信」に、自主防災の大切さが書かれています。今回の受賞のことも、うれしそうに書いてありました。
http://park14.wakwak.com/~yoshino/sabagawa/sabagawa45gou.jpg

 大学の部で「希望賞」を受賞したのは、東北福祉大学ボランティアサークル「Withボランティア」。http://www.tfu.ac.jp/volunt/

2003年の宮城県北部連続地震を機に、ハムやチーズといった冷蔵庫の残り物で作ることができる災害非常食レシピを考案し、レシピなどを載せた防災冊子を地域で配りました。鍋で炊くだけの災害時非常食「ツナとこんぶの佃煮ご飯」など、ユニークな内容です。最近は、地域住民から「食物アレルギーで非常食を食べられない子がいる」と教えられ、小麦アレルギーでも食べられる「災害時でも熱いじゃがいも風お好み焼き」を提案したそうです。ちょっとご紹介しましょうか。http://datefm.jp/suv2007/suvrecipe_b.html

【 作り方 】
じゃがいもの皮をむく。じゃがいもをすりおろし、ザルにあけボウルにのせる。キャベツ・肉等の具材を準備する。水分と分離したじゃがいもをボウルにあける。水分を捨て、底に溜まったデンプン質をじゃがいもに加える。卵・片栗粉・具材を入れ、まぜる。フライパンに油をひき、お好み焼き同様のやり方でキツネ色になるように焼く。ソース・マヨネーズ・ケチャップなどで味付けし、完成☆

名付けて「Disaster Potato(D-po【ディーポ】)」だそうです。身近にある食材ですぐに調理でき、こどもから高齢者まで幅広く楽しめるレシピとなっています。非常時じゃなくても楽しめそうですね!

 「ぼうさい甲子園」のねらいは、防災への知恵を、「防災文化」として、各地に根付かせる契機になれば、ということです。このイベントに触発されて、多くの地域で同様の取り組みがなされるといいと思います。

 それでは、また来週。

********
渋谷和久(国土交通省九州地方整備局総務部長)
内閣府防災担当企画官、国土交通省都市計画課室長を経て、平成18年7月より現職。
関西学院大学災害復興制度研究所客員研究員。日本自然災害学会、地域安全学会、災害情報学会会員。日本災害復興学会理事、NPO法人「都市災害に備える技術者の会」企画委員、「東京いのちのポータルサイト」理事、「京都災害ボランティア・ネット」理事。
単身赴任2年目で、平日は福岡のおいしい魚と焼酎を堪能し、休日はエアロビクスで汗を流す。
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