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第31回:「2007年の災害を振り返って(その2)」
 皆さん、こんにちは。「しぶさん」こと、渋谷和久@国土交通省です。

 2007年の災害を振り返る、後半です。7月16日、この日は「海の日」の祝日でした。午前10時13分頃、新潟県上中越沖の深さ17kmでマグニチュード6.8の地震が発生しました。「新潟県中越沖地震」です。新潟県柏崎市、長岡市、刈羽村、長野県飯綱町で震度6強を観測。死者15名、負傷者2345名、住宅全半壊6746棟の大災害となりました。
http://www.bousai.go.jp/kinkyu/071205jishin_niigata/071205jishin_niigata.pdf

最大時は1万2千人以上が126の避難所に避難し、猛暑の中で大変つらい思いをされました。応急仮設住宅も1200戸以上設置され、多くの被災者の方々は、仮設住宅でこの年の瀬を迎えられます。

 この地震では、柏崎刈羽原子力発電所で火災(3号機の所内変圧器)が発生、その映像がテレビで全国に流れ、また、6号機の非管理区域で漏えい水があったことも判明、原子力発電所の耐震性に関する議論をよびました。

 この地域では3年前に新潟県中越地震が発生しています。実は、新潟から神戸に至る幅約50〜200キロの帯状に、陸と海のプレートが押し合うことで断層や変形した深部の地層などの地殻のひずみが集中していることがわかってきました。従来、地震の空白地帯と思われていた地域でも、よく調べるとこうだったということですから、全国どこにいても、地震への備えは怠ってはいけない、ということだと思います。

静岡県では、住宅の耐震診断、耐震補強を促進するCMを作成していますが、その中に、中越沖地震の被災者が登場、落胆した様子で、「まさか自分の家が倒れるとは思ってもいなかったです。」「本当に家が倒れてしまって自分が大切にしていたものがなくなってからでは遅いんです。」と切実に訴えています。とても説得力があります。
http://bb.pref.shizuoka.jp/

ところで、3年前の新潟県中越地震での実話を元にした「マリと子犬の物語」と言う映画が公開されています。http://mari-movie.jp/index.html
マリと言う母犬が、被災した飼い主を、捜し、励まし、その救出に貢献します。しかし、ヘリで一緒に避難ができず、自らは取り残されたものの、3匹の子犬を育て守り、生き抜いたという感動の物語です。冬休みにいかがでしょうか。

 地震といえば、10月1日から、一般向けの緊急地震速報がスタートしました、その日の午前2時、神奈川県西部を震源とする地震(M4.9)が発生、箱根町で震度5強となりましたが、残念ながら緊急地震速報の開始前でした。

 次に、大雨や台風による災害を振り返ってみましょう。7月上旬、梅雨前線が、活動を強めながら九州付近を北上。さらに梅雨前線上に低気圧が東進し、7月6〜7日には発達した雨雲により熊本県を中心に九州各地で大雨となりました。この間の総雨量は、多いところで500mmを超え、平年の7月1ヶ月間の雨量が、この2日間で降ったところもありました。熊本県を中心に、土砂崩落や橋が流されるなどして、孤立する集落も相次ぎました。

 追い打ちをかけるように、梅雨が明けていないのに台風が九州に接近してきました。台風4号です。(今年日本に上陸した台風は、台風4号、5号、9号の3個で、平年が2.6個ですから、例年通りということでしょうか。今年の台風のなかでは、台風4号が西日本を中心に大きな被害をもたらしました。)

台風4号は、強い勢力を保ったまま7月14日に鹿児島県鹿屋市付近に上陸しました。7月に上陸した台風の中では「最強の勢力」と言われました。宮崎県日南市油津では最大瞬間風速55.9m(観測史上1位)を記録したほか、徳島県那賀町木頭では24時間雨量が533mmに達しました。先の梅雨前線による大雨とあわせて、全国で死者6名、行方不明者1名、住宅全半壊52棟、浸水3413棟と、大きな被害が出ました。

九州地方整備局で取りまとめた災害とその対応状況は下記でご覧になれます。
http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/saigai_news/pdf/h19/h190706_sokuhou.pdf
http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/saigai_news/pdf/h19/h190713_sokuhou.pdf

8月には台風5号が接近、8月2日、強い勢力で宮崎県日向市付近に上陸しました。その後、3日から4日にかけて、山口県宇部市付近、青森県津軽半島付近に再上陸、再々上陸し、各地に被害をもたらしました。
http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/saigai_news/pdf/h19/h190802_sokuhou.pdf

9月に入ると台風9号が関東直撃。9月7日に小田原市付近に上陸し、関東地方、東北地方に大雨や暴風をもたらしながら北上し、浸水家屋1610棟の大きな被害が出ました。

 9月中旬の台風11号は、上陸こそしませんでしたが、前線と台風から変わった低気圧の影響で、各地に被害をもたらしました。

 今年の夏は猛暑でしたね。8月16日に熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)で、ともにこれまでの国内最高気温の記録を更新する40.9℃が観測されたほか、全国101地点で観測史上1位の記録を更新しました。9月も残暑厳しく、平均気温は西日本で地域平均統計のある1946年以降で第1位の高温となりました。私は、福岡での2度目の夏でしたが、いやはや、参りました。

それでは、また来年。皆さん、よいお年をお迎えください。来年は、大きな災害のない、よい年でありますように!

********
渋谷和久(国土交通省九州地方整備局総務部長)
内閣府防災担当企画官、国土交通省都市計画課室長を経て、昨年7月より現職。
関西学院大学災害復興研究所客員研究員。日本自然災害学会、地域安全学会、災害情報学会会員。NPO法人「都市災害に備える技術者の会」企画委員、「東京いのちのポータルサイト」理事、「京都災害ボランティア・ネット」理事。
単身赴任だが、福岡のおいしい魚と焼酎を堪能中。
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